コタローのお気に入りの歌一覧
桜田 武
袖口に汚れの目立つブレーカーそっと自ら洗う無職の気遣い
7
もっと見る
桜田 武
塩分濃きラーメンたれの美味しさについ飲むが妻傍で控え目に
7
もっと見る
桜田 武
安置せし犬の寝顔の安らかさ死とは思えず頬撫でてみる
36
もっと見る
滝川昌之
「新米」で父の生家の香が届き手向けるリンの響き温める
20
もっと見る
滝川昌之
飼い主はキミの嫉妬をもてあそぶ他犬を撫でる愛しきその手
21
もっと見る
滝川昌之
倒れたくなければ漕ぐしかないペダル日々の暮らしは車輪に同じ
31
もっと見る
滝川昌之
ギャンブルの嫌いな妻が予報士に一か八かで挑む外干し
28
もっと見る
滝川昌之
一仕事終えたみたいに背を伸ばし刈田を望む畔の蟷螂
21
もっと見る
Chico
眞晝間にほつと息つく 鳩時計 見屆けて 皆 動き始める
17
もっと見る
Chico
つきあぐる痛みにたへて浮かびくる月下美人の恍惚の貌
21
もっと見る
KEN
ただ寂し 風ごとふふむ 山茶花の つぼみを影に 暮れいそぐ秋
16
もっと見る
KEN
降りしきる もちづきの雨 かへるでを こがねに染めて よわに沈めて
15
もっと見る
KEN
茶の花と 凍えを凌ぐ 蟲影に つくよみ潤む 夜半の山里
17
もっと見る
KEN
いざよひは ひとよひとよに ひとみなく 思ひ解く人 月落つるまで
16
もっと見る
KEN
くろかみの 乙女にとまる 黄葉ひとつ すこし愛しく すこし寂しく
15
もっと見る
夢士
霜降や刈田にドバト風寒しゴロツポゴロツポ歩み続けむ
11
もっと見る
夢士
昇りゆく満月追ひて秋の宵逝く人偲び手酌酒飲む
18
もっと見る
夢士
夢に在り共に徹夜の除夜の鐘逝く君偲ぶ十六夜の月
15
もっと見る
夢士
再会を約し盃酌み交わす弥生の空や逝きて帰らず
16
もっと見る
夢士
旅立ちのゆくさき照らす路灯り長月の夜や上弦の月
20
もっと見る
[1]
<<
372
|
373
|
374
|
375
|
376
|
377
|
378
|
379
|
380
|
381
|
382
>>
[607]