鳥の詩のお気に入りの歌一覧
藤久崇
君が樹の 我に舞い降る 言の葉は 一枚とても あせぬとぞ知る
23
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へし切
海棠はまだ咲き初めの 実のごときつぼみは 風に戯れており
22
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滝川昌之
標本木 テレビカメラを数えおり 五、六台にて開花しましょう
21
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恣翁
湯帰りの 濡れ手拭ひをぶら下げて 紅き蕾の孕むを見たり
21
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へし切
春の夜は花のかすみに先立てて曇りも果てぬおぼろ月かな
23
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藤久崇
絶ゆるとも さめぬ夢らし 思い出は 閨だに霞む 春の夜半かな
17
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滝川昌之
靖国の標本木に花二輪 前夜祭なりチューハイ二缶
26
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林林
雪柳泣いてるやうな笑むやうな白き涙をはらはらと、春
30
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へし切
さくら花一輪とても咲くは咲く数に寄えて開花せずとは
21
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横井 信
晴れてゆく朝の霞に飛ぶ鳥を眺めつぶやく春のあこがれ
16
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灰色猫
サイダーをシュワッと飲んだら若返るはじける笑顔が青春となる
14
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葱りんと
「桜」いう字面に春を感じつつまだ雪見酒 季節の隙間
11
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灰色猫
生きること生き抜くことの切望が一夜の夢の病床にあり
21
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灰色猫
託されたものがあるはず託しゆくものがあるはず生命ならば
17
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灰色猫
まだ君に僕の居場所はあるのかな幼い恋の遊戯だったね
15
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灰色猫
許されて許し合いつつ生きてゆく嘘も誠も心のかけら
22
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KEN
月の燈を かき消し唸る 闇の風 心に重ね 凍え朝待つ
18
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灰色猫
嬉しくてもう嬉しくてこのままじゃ恋を飛び越え死んでしまうわ
15
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灰色猫
暗闇を恐れぬ瞳をくれたのは勝ち気な君の眼差しでした
15
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灰色猫
こんなにも嬉しくなってこんなにも怖いだなんて恋をしたのね
16
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