ゆらのお気に入りの歌一覧
那珂由比
二人して忘れたふりをしただけの宿題はまた此所で逢うこと
18
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歌会第二会場跡地
夏の夜は恋にぞ燃ゆるちが崎の熱きを癒す潮風もなし
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田中ましろ
「せんせいをすきになってはいけません。」 手書き足された学生手帳。
21
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歌会第二会場跡地
夏休み最後の日まで残ってた宿題抱え生きている日々
15
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キタハラ
フェンダーの弦がゆるんでいくようにあなたのこともいつか許せる
6
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うにうに
冬空に上げた花火の散るまでの空は確かにぼくたちのもの
2
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キタハラ
きらきらと降るシャンデリア あと幾つ傷ついたなら愛してくれる?
4
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キタハラ
なんのために数えつづけているのだろう まるで断罪するかのように
6
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うにうに
奔放な歌一つ持て 雲一つ無い空に立つ文字列を持て
52
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詠み人知らず
漆黒に途切れ途切れの孤を描き気付いて欲しいと光る蛍よ
10
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ムラサキセロリ
二進法受信箱にも平安の風と短歌が届いています
8
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ムラサキセロリ
午前二時合わせ鏡で夜ひらくきみが向こうにいるのですか?
2
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やすむ
通学路かっぱが手招きするものでそちらについてゆきますかしこ
32
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東娘
ながめする狹庭に咲きし紫陽花の色よりほかに移ろふはなし
11
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東娘
パソコンを閉じて手にする梅雨湿りの岩波文庫が眼にやはらかし
22
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卯月
ぐずぐずに朽ちてゆくまで六月の無音の雨に打たれて眠れ
8
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ムラサキセロリ
空洞に沿って僕らは流しこむ酒とか煙草とか涙とか
6
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羽
路地裏であわく呼吸し目をとじてなくしたはずの純真を見る
6
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詠み人知らず
たしかめるひかりのなかのくらやみをなぞるわたしのかたちはさかな
5
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ふみまろ
冷え切ったフルートを食むくちびるでふれれば夏のかなしき果汁
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