詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
凍り付く御飯を解凍する時に一分ずつを二回温め
14
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石川順一
サバ缶で御飯を食べる昼餉かな味付け海苔とその他もろもろ
14
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西村 由佳里
一冊を置いて新たな本を取る飲まずに過ごす君との夜に
8
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林林
クリスマス悲しみと共にある人に灯りがともる日となるように
26
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大野 冨士子
北の地の痛い小雨に傘はなく 少しのぞいた 太陽恋し
19
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横井 信
青空に 翼を広げ 飛んで行け 間違うことの 不安を乗せて
14
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横井 信
間違いを 正せずにいる 不安感 何かが違う 事だけわかる
15
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千映
腕からの採血無理と手の甲に刺された針の痛さまだある
13
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石川順一
濃いところ気付いて眠ってしまう我バイク過ぎても馬耳東風で
11
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灰色猫
虫の音の途絶えた朝に寒々と明け初む星に冬来るを知る
26
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灰色猫
叫んだら涙のようで流したら救いようでまだ生きられる
16
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灰色猫
まだ君が子犬の頃から歩いたねいつもの道はつづいているよ
19
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灰色猫
本当の出会いでしたね高鳴ってぎくしゃくしながら大事な恋です
17
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吉野 鮎
霧深き明けやらぬ道鈴の音の近づきてくる霧おし分けつ
13
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吉野 鮎
小春陽の櫻並木の裸枝透かすひかりの眩しき朝
19
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吉野 鮎
櫻道彩の葉の散り盡くし木の下山茶花桃いろ一輪
12
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吉野 鮎
山茶花の一輪ほどけまた一輪蕾の先のやさし桃色
21
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inosann
二十代を棒に振りし如ひこもりを採用せんとす企業の着眼
18
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秋日好
友人の宅前停まる救急車刻限きたかと心鎮める
16
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秋日好
アリアドネ糸を失くしてラビリンスひとつの灯影の下 蹲る
11
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