詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
苔濡らす霧 吸ひ上ぐる水音を 蟻の子と聴く羊歯の森かな
20
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恣翁
「ああ、晴れ」と 謂ふべき日とは思はずに 蓑 徒になりぬべきかな
16
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恣翁
車窓より 数多の針の並ぶがに光りて 見ゆる初夏の海
17
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中野美雄
花とべら潮鳴り響動む切岸に散らまくのちは さみどりの実
7
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詠み人知らず
世がすべて 思し知る人等もがもな ビアンもゲイも 行く手きびしも
14
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詠み人知らず
受け入れてくれとは誰も言ってない 度量の狭さを天下に晒せ
19
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詠み人知らず
己でも 把握しきれぬ在りようは 複雑怪奇 混沌の心
18
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詠み人知らず
吾が心 男子と言へば女が嘆き 女子と言へば男が嗤ふ
18
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詠み人知らず
真実を見極めたなら 唇でなく心に 熱いキスをください
17
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inosann
清水港を臨みて立てば目交いの萌ゆる茶の畝波寄るごとし
31
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まあさ
紫陽花と でんでん虫は 梅雨空の 優柔不断な 態度に悩む
26
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あゆか
こっそりと選ぶ真珠は艶めいた秘密を抱いて眠ってました
15
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あゆか
夏山は頂遠く星近し月夜の君は妖艶なりや
11
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石川順一
外人は車に乗って走り去る向日葵沢山植えられて居る
9
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灰色猫
僕たちが何か悪い事でもしましたか神よあなたはとても無慈悲だ
16
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灰色猫
ただ僕は見つめていただけ繰り返し誰のせいにもできない波を
22
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灰色猫
見ぬふりは死んでからでも遅くない波に消された命見つめる
17
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灰色猫
君のため作った歌を歌うのさ海に呑まれた君へ向かって
17
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灰色猫
もう一度君と会うため書いた詩をみなとで歌う聞こえてるかい
17
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夢士
この子らと酒酌み交わす時あらば肩借り歩く卒寿の翁
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