万陽のお気に入りの歌一覧
恣翁
光満ち 土の香の風 麦畑の 青き野面を蒸すがに渡れり
25
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秋日好
ご近所に桐の花咲くうちがある私はどうしてこうも淋しい
22
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滝川昌之
役目終え 老いコイノボリはもう一度 河原の空を仲間とゆれる
31
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沙久
伝ワッテシマエと投げたあのボール 貴方は拾ってくれただろうか
21
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滝川昌之
兜出す 古い箱には祖父の字か 父の名前と 私の名前
33
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安井シンゴ
風呼びて 鏡台裏のすす払い 春も掃きたり八十八夜
18
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まあさ
清々し 五月の風に ハルジオン その身をまかせ 素直に揺れる
24
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千映
桜えび効能知って膳の上しらす押しのけ鎮座している
15
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灰色猫
おかえりのキスが義務に変わった日それでも偽るくちびるの恋
17
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inosann
清廉な顔して批判くりかえせ飛去来器にて砕かれるまで
17
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まあさ
真っ青な 空へ手を伸ばす 枝先の 若葉が五月に 挨拶をする
33
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恣翁
春酔を載せて 帰れる釣り舟に 沙鳴らしたる狐雨聞く
18
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コーヤ
白々と山路を飾るヤマボウシ春の陽射しに眩しくひかる
24
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なかしぃ卿
遥かなる北の大地の物産展旬の味覚を求め彷徨ふ
12
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なかしぃ卿
眼鏡下げ上目遣いでさりげなく送る視線は虚ろなりけり
9
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滝川昌之
公園もテーマパークも過去となり残った妻とそれぞれの趣味
25
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inosann
「何故生きる」等の考えも及ばない今はビッグバーンの真最中
15
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野々花
風はまだ生まれたばかりの匂いして私の肩にふわりととまる
27
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千映
復興のお手伝いには観光を杜の都の春は迎える
20
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みろく
去る人に寂しと云えず長き文忍ばせ渡す出雲のお守り
34
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