万陽のお気に入りの歌一覧
藍子
お母さん呼んではみても返事無くただ一陣の風が吹くだけ
52
もっと見る
まあさ
眠浅く 早朝覚醒 した吾に 届いた歌読み 心みなぎる
24
もっと見る
まあさ
たびら雪 眺めつひとり 外来へ 行く夫の背中 見送る朝
25
もっと見る
沙久
希望とは生半可からは生まれない 血を吐き天仰いだ末見える
16
もっと見る
澄舟
短歌とは読む人次第こころして短冊放る うたのわの中へ
21
もっと見る
滝川昌之
人も木もほころびかけた身を戻し春待つ午後にみぞれ雪降る
27
もっと見る
滝川昌之
みぞれ雪 鉢植え部屋に招き入れ 蕾の桃は雛様代理
15
もっと見る
inosann
問い掛けにほのかに君の頬染める公園の夕陽 眼裏に残りし
26
もっと見る
秋日好
忘れ貝片身を波に奪はれて忘るものかは いやましに戀ふ
32
もっと見る
まあさ
十八の 息子に春は 来なかった 六年かけて 咲かせた桜
23
もっと見る
秋日好
パスポート更新すべきと知りながら備える自分を認めたくない
22
もっと見る
野々花
何時までも心に重い哀しみは貴方がくれた最後の言葉
23
もっと見る
只野ハル
取って来た冷えた新聞すぐ読めずテーブルに置き指温める
30
もっと見る
千映
万華鏡不思議な世界覗く子が覗き疲れて婆になるらむ
16
もっと見る
野々花
モナリザに習ったような微笑みの母の遺影に届く冬の陽
106
もっと見る
千映
せかせかと薬缶の沸騰音を聞くなおも動かぬ体は頑固
24
もっと見る
野々花
歳ごとに増える白髪を撫でながら手編みの帽子目深に被る
29
もっと見る
まあさ
本日の 定食整え 食堂で たったひとりの 客待つ夕べ
26
もっと見る
灰色猫
八千代にも千代にも木霊す精霊の森を育むデイダラボッチ
24
もっと見る
秋日好
胸元の膨らみ触れて自問する「忘れたいのは恋か貴方か」
23
もっと見る
[1]
<<
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
>>
[37]