滝川昌之のお気に入りの歌一覧
夢士
太古の実薬師の池の花開く大賀の蓮や文月の声
21
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詠み人知らず
唇に熱のふきだし現れてレディー然とし居座るおつもり
7
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詠み人知らず
地面から犬抱き上げて腕へと熱塊すくった気持ちの夜に
6
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詠み人知らず
風とおい湿った浅間さまの日に夜市は指差す 感傷の燈を
8
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つちだゆういち
馥郁な恋の眩暈に酔いしれた去りし淑女のシャネルの残香
20
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煩悩
唐突にあなたは隕石を発症し燃え尽きえるだけの直線となる
9
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び わ
美女柳二りん並んで夫婦花黄色い花びら肩を寄せ合い
7
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新座の迷い人
我が趣味の 囲碁の手などを 思いだし 妻が倒れて 碁石握らず
7
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KEN
逝く人の知らせ聞く度寂しけれ輪廻悟れず夜の星を見る
19
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新座の迷い人
この頃は 仕事の夢が 多くなり 出来もしないが 願望だけで
5
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KEN
星ふたつ燈りつ消えつ闇の川濁る一夜の流れを憂ひ
12
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秋日好
見送りし君の心を舞い戻り支え続けるご尊父の志
18
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秋日好
死に向かう君と僕との競争はどちらが勝ってもどちらも負けで
19
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詠み人知らず
不器用なる愛情 汲めば死してなほ 浅しき僕を君は諭せり
18
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詠み人知らず
汗の浮く肌の火照りを呼吸して宥むるこれこそ真夏のニーズ
11
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詠み人知らず
幾重にも無垢を纏ひて儚くもノーブルに笑む白雪公主
10
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葱りんと
悲しみに 身を浸すため 苦しいと 涙流すため それでも生きてと
17
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へし切
大雨の中で酒盛り なに楽し 民の苦しみ 酒の肴に
30
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秋日好
捨て猫を拾っていいかと夫に訊く夢を見ていた微熱の中で
21
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夢士
手のひらの雨蛙見る孫の顔ぴょんと跳ね来てきゃっと逃げ行く
16
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