桧漣のお気に入りの歌一覧
灰色猫
眠りたる母の棺をぽんぽんと楽器にしたる無垢な幼子
32
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詠み人知らず
初こたつ うつらうつらに届くのは 稀有な日常 妻の炊事の
26
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ながさき
白い月 東の空に 浮いていた モズが囀る 黄昏時に
33
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沙久
解離する心に正真正銘の孤独が浸透してゆく零時
27
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いざなぎ
あてはめて言葉えらんでつむぎだすはじめてのうた楽しくもあり
9
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炭酸水
羽衣をまとったような満月に一日早い月が出ている
18
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へし切
わびぬれば君が面影とめおきて独り臥す夜は夢路を通ふ
32
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炭酸水
若いころ夜勤で起きるの辛かった 今は鈍感 いえ責任感
20
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ながさき
政治とか 宗教などは タブーだと いつ頃・誰が 決めたのですか?
30
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灰色猫
失恋し孤独を選んだうみねこが金の翼で飛行する朝
27
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灰色猫
おかえりと猫の出迎え一日の疲れを癒やす自由の始まり
25
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灰色猫
はじめてのキスするようにせんべいを鹿に与える伝わる野生
16
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藤久崇
君がため 千代を過ぐとも 恋歌の 今に絶えざる 故を知りけり
9
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沙久
もし君に 大事な人が いるのなら どう立ち去ろうか 演じてしまう
20
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沙久
いいんだ、と一番になれぬ恋をして 悪路な一方通行走る
25
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秋日好
一度だけこっそり借りたマフラーを「使っただろう」と気がつくあなた
30
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灰色猫
キューピッド射られたハート秘めたまま素知らぬ顔で君と接する
26
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へし切
風さむみ霜枯れはつる野辺ゆかばむらさき深きりんどうの花
30
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秋日好
ダイ・オン・ミーこの腕の中旅立って。生まれてよかった、と思いながら
18
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麻
置く霜の惑はすすべもなかりけり錦織りなす菊のさかりに
27
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