藍子のお気に入りの歌一覧
横井 信
ねぐらより鳥は飛び立つ輪を描き曇り空へと彩り求め
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横井 信
冷めてゆくコーヒーの湯気 何もない机の上で狼煙があがる
17
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横井 信
朝焼けを見上げて吐いた白い息飛行機雲は静かに延びて
9
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横井 信
さわやかな空を見上げて舞う落ち葉 通り過ぎてく飛行機の音
10
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横井 信
秋深く朝陽を含み柔らかくひかるイチョウの幹にもたれる
11
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煩悩
幻であるとは知っていた涙滴型潜水艦に乗るまでは
5
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煩悩
チャンスだったチャンスはあった言い訳は挑戦してからだチャンスはまだある
6
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煩悩
暴露されてるキーボードを打ち込む度に音声変換される私の秘密が
6
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煩悩
飛べない体で飛びたいと願うそろそろ限界を知るべき時だ
8
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へし切
山里はそらより花の散りそめて木枯らしの音に冬来たるらし
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へし切
むらさきにうつろふ菊の花の香に秋のゆかりをたづねてぞしる
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へし切
抱きたる孫の重さをこの腕にしあわせ思ふ今日のひと時
23
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恣翁
上がりぬる時雨を浴びて 冬の陽に 銀杏の金色 弥増さるかな
17
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恣翁
渡り来る雁が音寒く 不忍の弁天堂に 聞こえたるらむ
19
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恣翁
吾子の死を忌みて 年賀の欠礼の報せを書けり 冬の立つ日に
25
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恣翁
荒川の 秋の水こそ冷えぬらめ 堰かるましじき 我が想ひかな
19
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恣翁
家々の屋根を 秋風 高く吹き 日暮れの寒さ 襟に浸みけり
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へし切
このごろの冬の日かずを数えては小春の長閑しさざん花の咲く
20
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へし切
秋暮れてひとり侘び寝の夕月夜こころの空に響く忘れ音
20
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夢士
枝離れ川の流れに身をゆだね新しき地に根を張り育て
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