詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
野々花
知らぬ間に心に宿る淋しさによく似た今朝の白過ぎる月
25
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野々花
「もう私駄目かも」なんて弱音吐く母の背中に春の雷
26
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秋日好
スニーカー買おうとぞ思う五時間の首都詣でにて動けなくなり
14
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Taitea
東京はいい街だったと言う父の語気に漂う青春を知る
8
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まあさ
春の雷 去りゆく君に さよならを 言いたくないと 叫び続ける
15
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果禾緒
雨降りを喜んでいる 植物と私はしっとり静かに濡れて
5
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果禾緒
背を寄せて静かに雨に濡れているただそれだけの雀のカップル
9
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なかしぃ卿
上のとこだけ食べられしメロンパン美味しいところいつも子供に
7
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なかしぃ卿
百均で探すは夢か幻か彷徨ふ時ぞ無駄に楽しき
13
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コーヤ
はじけ咲く花火のような山茱萸の黄の輝きに歩を止め眺む
21
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灰色猫
賀茂川にむなしく響く笛あれど三千世界に鬼は連なり
18
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藤久崇
朽ち伐らる 桜も株を 座として もろともに見む 花の盛りを
17
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へし切
花の咲く華やぐ春はものごとの新たなれども吾ぞふりゆく
30
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九條千鶴
寒い日にストーブのそばで暖をとる犬の背中に老いを感じる
12
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酒野実
子供らが競ひて先に手を合はすお地藏樣も微笑みかけん
14
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コーヤ
娘嫁ぎ無味な我が家に弥生雛部屋に飾れば華やぎのあり
20
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葱りんと
埃舞う風も雪融けぬかるみも 弥生の言葉で 許せる一日
17
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夢士
嫁ぐ子の雛持ち往きしこの部屋の弥生の風や香のみ流るる
21
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へし切
春の夜の雨しめやかに沈丁花やみのさ庭のなかにかほれり
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