しょうとくのお気に入りの歌一覧
なかしぃ卿
指先に絡みつきたる指先は違ふ鼓動を微か伝へむ
8
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絮谷新
夕刻となれば剪定音止みて羊歯の葉裏に残る気怠さ
16
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リクシアナ
朝霧のうずむ谷間の里にあり都の風を恋うる夏の日
22
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たけくらべ
雨の日も君は鼻歌まじりにて半熟目玉焼きや作らむ
21
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秋日好
柔肌の深き意味さえ知らずして母の苦笑にやっと追い付く
20
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くらら
無機質な 都会はどこも 灰色で 紫陽花灯る 雨の夕暮れ
25
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へし切
伸びながら青き花芽をふふみきし朝顔の花いまだ幼し
27
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秋日好
スネイルが歩いた後の下着には心ときめく痕が光って
12
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片井俊二
雲が切れ桜並木の道行けば耳の奥より夏は近づく
7
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なかしぃ卿
色彩を排除せしこの印画紙の白から黒に至るあまたの息吹
6
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詠み人知らず
醉ふほどに五月雨やさし今宵也 漂ふてゐるひとりなれども
14
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絮谷新
黒南風の渡す蛙の声聞けば昼なお昏き庭の寂寞
21
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沙久
苦しみの トンネル抜けた その先が 美しい景色 とは限らない
12
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へし切
さなきだに歩むも辛き老いの坂 寄り添ふ妹のなきぞ悲しき
30
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恣翁
音立てで 屋根打つ雨滴 庇越しの森の翠に 暗く染みけり
22
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恣翁
一日かけ 粗塩に締め 運ばれし 若狭の鯖や 如何なりぬらむ
22
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松本直哉
人かげのとだえし朝の公園にためらふごとく初蟬のこゑ
17
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リクシアナ
パレットの蓋の緩まぬ油壷おもいで放つ揮発油の影
16
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となりのおばさん
梅雨空の 上にも青空が あるように涙のあとに 優しさよもどれ
8
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コーヤ
ラベンダーの紫薫る微笑みは心からだを穏やかにして
16
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