宴のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
帰ったら、ぐったりでしょう新人くん 仕事覚えて、人もおぼえて
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灰色猫
しっとりとトマトの皮を剥くときのゆびさきが聴く太陽の歌
27
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詠み人知らず
祖母植えし 木蓮つゆも構へねど けふまた見事 にほひぬるかな
20
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石川順一
喫茶店阿修羅の様に聳えたりガードレールが壊れて居たり
9
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コーヤ
ほころびた桜のいろにまどろみて君と語った心をうたに
16
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石川順一
古本屋更地となりて灰色のコンクリートの様な大地に
11
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絮谷新
水底に眠る金貨を思ふときふと鳳仙花種の撥ねたる
30
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滝川昌之
ウトウトと している妻に 上着かけ テレビを消した 息子の進化
30
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ともゆき
うたのわの歌のくさぐさ読むほどに ほの温かく胸に充ち来る
41
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灰色猫
一つづつ心にボタンを嵌めるよう私は病に鎧を纏う
23
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まあさ
ランランラン 春爛漫と たんぽぽの 花が歌えば 葉っぱが躍る
20
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沙久
「桜ならまだだよね」という君を連れ自転車で春を探しに行こう
21
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まあさ
ちょっとだけ お母さんします とりあえず 今日はカレーで お迎えします
18
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inosann
お互いの痛いところに湿布貼る年を重ねた夫婦の有様
23
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絮谷新
清らなる音を夕べに渡らせて水琴窟の辿る水脈
19
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たかなしゆり
高一の時好きだったK君が二十二歳になってしまった
7
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灰色猫
いま駅をラストトレイン離れてく君の帰りを待っているから
16
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コーヤ
娘から「二歩あるいたよ」ラインには光り輝く孫立ち姿
33
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林林
蝉の声 子どもは耳をすましつつ虫網を手にそろりそろりと
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月虹
言い訳をひとつ残して夏はゆく海鳥たちを遠く見つめて
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