祈り花のお気に入りの歌一覧
藤久崇
人長く 寒風吹ける 初詣 待つに拝むは 厠神かな
12
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滝川昌之
靴底が冷気を拾う寒の入りコートを何度も合わせ直して
20
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へし切
年明けて何がめでたい老いの坂ひとり上るは淋しきもので
23
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恣翁
炉辺に坐し することの無き 老いし身の 風の音ばかり 転た聴きたり
21
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滝川昌之
格子戸にリースを飾る違和感を持たせぬセンスが銀座なんだね
23
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へし切
歳ふれば何かはあはれならざらん暮れゆく空のこの三日月は
20
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恣翁
赤黒き河流るがに 熱帯ぶる響めき鈍く 街に渦巻く
17
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滝川昌之
冬の陽を背中に受ける帰り道少し疲れた影に向かって
26
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滝川昌之
飲み過ぎて湯から出された柚子の様な顔でもう一度朝湯に浸かる
19
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へし切
冬桜うぶすな参り祝ふがにうすくれなゐに花咲かすかな
24
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へし切
孫にはね今年のサンタは二人いるパパのサンタに爺々のサンタ
19
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恣翁
病院の検査に 如何にか 連れ行かむ 耳の遠きを認めぬ妻を
23
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滝川昌之
凪ぐ海は穏やかすぎるクリスマス冬日が跳ねる波の電飾
17
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へし切
久方に孫を抱けば爺の顔ほころび笑みていのちの鼓動
18
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へし切
さきはひのいかなる人か連れ添へる妹が声を聞くサイレントナイト
22
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Chico
靜もれる聖夜 街から浮かびゆく エンドロールをきみと見守る
20
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滝川昌之
弱くても昇る冬日が嬉しくて細窓光る結露を逃がす
22
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へし切
淋しげに山茶花一つ散り残るあたる日の色なほ赤々と
25
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滝川昌之
夜更けには雪へと変わるイブだから待っているのはあの日のあなた
26
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へし切
歳ふれど心は常に若くあれ夢な無くしそ身は枯るるとも
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