詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
欠けたるは月に舞ひする扇の名朧にただよふ所縁しく夜
14
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もぢずり
暗き水たたふる疏水の行き先は落ち葉の微か動くに知らる
6
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灰色猫
白い息いろはも知らず歌ってた駅前通りの幼き魂
20
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詠み人知らず
滅裂な思考で生きるどれだけの枷を解いても研ぎにいけない
9
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詠み人知らず
とうめいでお腹で歌う女の子 わがままだからね、魔法つかえる。
8
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詠み人知らず
切れぎれの夢の切りはし織り込んで炬燵銀河にゆきは降りつつ
14
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へし切
静けくも夜もふけゆけば夕闇の誰が泣く空か六花は散りける
21
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桜枝巧
おどおどとドラックストアの片隅で少女が触れるピンクの口紅
29
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とはと
凧が寝る広間跨いだ午後に掛け舌を仕舞う仔お手に鼻乗せ
6
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藤久崇
朝晴れの 明かきみ空の 赤心 みたまの森の 君が御山に
16
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祈り花
「ばあちやんのお雜煮うす味だね」と孫に云はれて亡母思ひ出す
16
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灰色猫
悔しくて叫ばなければやりきれぬ言葉もどうか大切にして
18
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Chico
凸凹の キミらも いつか噛み合つて行つたり來たりなだらかな 道
17
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関山里桜
当て所なくながらへきぬるもの憂さを氷雨はなぞり滑り落ちゆく
13
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秋日好
九時間の時差利用して皆様に初春の幸お祈りいたします。
14
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灰色猫
ふりだしに戻ってばかりの双六を今年も懲りずに続けてゆくの
24
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Chico
生きてゆく痛みなのかも あらたよに溢るるひかり なみだなんめり
22
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浅草大将
やけ酒にあまた倒れて救急車ひきも切らずのサイレント・ナイト
16
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横井 信
雪を乗せ 冬の枯れ野を 風渡る いぶき山超え 吾が手に届く
16
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詠み人知らず
友思い閉じる道にもひらくはな大島桜の舞う春を見つ
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