高松 蓮のお気に入りの歌一覧
神戸風見鶏
人の世の憂ひ喜び悲しみを なべて降り敷く花のもみぢ葉
32
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路人
ブラバンの音もまのびする夏休み渡り廊下に恋はまだ来ず
8
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へし切
さわやかな風に戯れ 秋茜 厳しき残暑も季節は移れり
18
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灰色猫
もののけの木霊のように小雀は神住む森で夏をさえずり
19
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葱りんと
ヒナ去った空っぽの巣に親もなし 子供も親も 新たな風に
9
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雪柊
この手間が現代社会に必要と夫婦揃って栗を剥く夜
16
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雪柊
栗ごはん 栗だけ避けて食べる吾子血まめができた吾の手を見る
14
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へし切
一面の紅葉に寺はつつまれて見下ろす景色くれなゐの海
26
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葱りんと
誕生日 疎遠になった あの人の 少しの時間 気にしてあげる
13
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まあさ
蝉たちの 恋の季節が 終わらない 遠慮しながら 飛ぶ赤とんぼ
23
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雪柊
出張を終えて帰宅し真っ先に眠る吾が子の髪を撫でやる
19
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九條千鶴
かわらずにやっているかと問う声に年月感じる父からの電話
25
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滝川昌之
駅出ると陽射しコートに集まって脱いでみようかうららかな午後
28
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林林
「大丈夫?」あなたが訊いてくれるからその瞬間に大丈夫になる
37
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銀河車道
子を叱り 料理を作る 自らに 母の姿が 重なっている
9
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沙久
落ちて行く深くえぐって辿り着く 海底で今はただ目を閉じる
20
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まあさ
前ばかり 見ずに時には 立ち止まり 後方確認 ゆっくり生きる
31
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沙久
強風に煽られなおも高みへと 向かうトンビに涙がホロリ
23
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沙久
本名も姿も見えぬ世界でも 君を心で「仲間」と呼ぼう
26
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野々花
断ち切れぬ未練引きずり行く道は自分の影さえずしりと重い
18
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