絮谷新のお気に入りの歌一覧
恣翁
青柳は 東風に揺るるを 我が身羞ぢ 世に背を向けて 独り眠らむ
18
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夕夏
すきなままなんとなくわかれてしまいいまもそのままおもいでのこる
7
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ながさき
遥かなる 山の呼び声 木魂する 去りゆく人に 帰って来て、と
24
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果禾緒
芽を出した春がまた土にもぐって孤独な風の悲しさが巻く
7
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果禾緒
雑草の深い根を抜く力で掘り起こす母性 我という土の
8
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葱りんと
太ったと 嘆いた我に 友は言う 「幸せだからよ」 さすが営業
13
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灰色猫
美しい春を待ちわぶ筆跡で歌詠いは手帖と向き合う
22
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灰色猫
草々の萌えたる土手を滑りゆく子供らは皆ダンボール尻に
17
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灰色猫
自画像の頬をかすかに切りたれば我が頬垂れる赤き血のあり
19
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灰色猫
母を呼ぶ子猿は母のぬくもりを忘れはしまいと桃を抱きよせ
15
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えこ
時間さえ経ってしまえばほろ苦い記憶もぬるいビールに溶けてく
9
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灰色猫
広場にて焚書されゆく処女歌集焔はまるで不死鳥みたいで
19
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万陽
新じゃがは 煮っ転がしの タレ纏い鍋の舞台で ころころ踊る
17
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まあさ
このところ 残業増えて お疲れの おひさま労い 守る雲たち
22
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愛
思い出は風のようだと呟いた日のことを君は忘れてしまう
9
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九條千鶴
今日もただ暮れ行く空を眺めつつ戻れぬ日々に思いを馳せる
9
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九條千鶴
生きることは歌うことなら死んだ日々は何処に行ってしまったんだろう
6
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夢士
梅香る薬師の池や水鳥の波紋広がり消ゑゆくをみゆ
22
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灰色猫
空色に霞む伊吹の峰々を拝みつ父と参道登る
31
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灰色猫
太陽光ソーラーの照射量増やすためだけに伐られる哀れな木々たち
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