絮谷新のお気に入りの歌一覧
美津村
戦闘機がしばしば南に飛ぶ日暮高き余光にあまたの飛行雲
8
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美津村
水平線に朝の日を受け垂直に飛行機雲はたちあがりくる
10
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九條千鶴
パソコンの予測変換に出てくる 「躁鬱病」のうら寂しさよ
8
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石川順一
葱味噌でご飯を食べる二時過ぎは少し御空が曇って来たり
14
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石川順一
伯母さんが来訪をして夕餉食うインコが死ねりインコのチュンが
8
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沙久
僕の言う青と君の目をとらえる青のカタチはわかり合えずに
18
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沙久
相容れぬ地平線どうし息ひそめ「ああこの人だ」と重なり合った
15
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沙久
広島の願いを乗せた折り鶴が空軍基地跡地へ舞い降りる
16
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伏間かづき
鼻をもぎ取って蛇口で洗いたい置かれた場所でスギが咲いてる
6
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九條千鶴
ちよちよとさえずりかわすすずめらがあたまのぞかす丸い庭木に
8
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夢士
梅の香の流るる園や家族連れ独り気ままに花を愛で行く
26
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千映
樹形美を散歩のたびに感じおり啓蟄過ぎて新芽待ちわび
19
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詠み人知らず
桜咲く電報を待つ若者に奇跡は来ない 受験してない
20
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千映
公園の遊具の色がカラフルに五本の桜早く咲くかも
10
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松本直哉
敬語もてはなしかけくる子と歩く春の夕べの距離のたのしも
14
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吉野 鮎
啓蟄の薄き絹雲刷かる朝蒔繪文箱に雛の繪眠らす
11
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吉野 鮎
桃の花蕾の濃きを選び挿す咲く花びらの薄き濃きもまた
7
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藍子
啓蟄に春を感じる季節だが内陸群馬はまだまだ寒い
14
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果禾緒
雪国の雪は少しは融けたかと春の野辺で西の空を見る
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まあさ
平安の 装束まとう 姫たちの お歌さらさら 曲水の宴
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