佐藤水村のお気に入りの歌一覧
恣翁
手盥の冷たき水に犇きて 寒蜆 闇にささめきつらむ
19
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乙女田虎子
百均のシナモン、ジンジャーたずさえて安いワインで酔える女よ
4
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只野ハル
ひとりが寂しい時がありひとりになりたい時もあるひと故に
17
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野々花
「秋ですね」そんな言葉で始まった友のメールに揺れる秋桜
28
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乙女田虎子
明日にはあとかたもなくサヨウナラ期限の切れた菓子などを喰う
5
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乙女田虎子
今までは気にならなかった仕草すら今となっては苛立ちのもと
4
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灰色猫
まどろみの 中をゆらめく 魚のような 浅き夢見し 春の午後かな
27
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まるひこ
まねっこばかりの人生ででもそれすらしなかったら無になる恐怖
8
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まるひこ
恋バナに花咲く友らの傍らでひとりラピュタに思いを馳せる
4
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まるひこ
最近の一番好きな休日はひとりで家にいることだった
2
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まるひこ
目の前で短い生涯終えた蝉一礼のちに静かに去る南無
2
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野々花
一日の悲しみ全て脱ぎ捨てて裸のままの心で眠る
14
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村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
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灰色猫
空き缶を 蹴とばしながら 帰る道 蹴っていたのは 自分の孤独
47
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只野ハル
読み返し力作と思える歌ほどずれているのか反響がない
26
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灰色猫
週一度 心療内科に 夢見たものを ひとつひとつと 置いてゆく日々
31
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恣翁
風鈴の舌に 襟足舐められて 年増は上気せし顔背く
14
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乙女田虎子
あきらめと別れはときに時間差でどちらが先というわけでなく
5
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乙女田虎子
ラーメンのネギをよけおり箸の先 君の仕草を全て許そう
2
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恣翁
果てしなく 放物線を描きつつ 時空のうちを 意識落ちゆく
19
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