白瀬のお気に入りの歌一覧
ガビー
親父亡き後にはきっと読むだろう三年日記の凛とした文字
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天鳥
朝顔でブレックファースト蜂二匹あなたにどうぞお先にどうぞ
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ななかまど
肌さする夜風は夏の記憶なく夜汽車のきてき常より近く
5
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横井 信
上弦の月によりそう星ひとつ 夜明けは遠い週末の空
12
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横井 信
稲を刈る草の香りにつつまれて夜はやさしく街灯に降る
13
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ユキ
夕立の 匂いがしたら 友達と 別れる合図 思い出す夏
5
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リクシアナ
端末のアラーム鳴りて夕立雲時計仕掛けに夏は去り行く
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灰色猫
盤上に命を託す刃のようなその指先が鳴らす歩兵よ
22
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灰色猫
惑星の砂のひとつに生まれたよこの素晴らしいハローワールド
20
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詠み人知らず
ゴミ箱へフリースローは慎重に一歩たりとも動けないから
7
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横井 信
あてどなく青田を渡る風を浴び歩き続けて晴れてゆく空
12
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横井 信
霧雨のシャワーに煙る街並みにいまだ涼しい海の日の朝
15
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横井 信
使わないプールで泳ぐ満月をそっと見下ろす廊下を歩く
17
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由縁
大粒の輝く金柑店で買い もう無い実家の小粒懐かし
11
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詠み人知らず
憂うつは一反木綿が連れてくる 小さなやつだ 葉書みたいに
22
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まぽりん
君が名をなぞる夜汽車の窓越しに天翔けてゆく星の子の群れ
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うめ
両の手をマグで温める冬の夜すべてが凍ってしまわぬように
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緑里
融けないよう硝子ケースに綴じ込めて忘れ去られた雪の結晶
4
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詠み人知らず
雨靴でそろりと入る水溜まり 満足そうな あの子はわたし
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都忘れ
満月か 見つめていると 雲かくす幾人に見られ 恥ずかしきかな
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