ゆりこのお気に入りの歌一覧
橙田千尋
鬼ヶ島行き快速に乗り込んでスマートフォン睨む桃太郎
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橙田千尋
「人生」の三〇一二ページ目に栞をはさみ終わる一日
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橙田千尋
シャンプーがしみないように閉じる目の固さで君の手握り歩く
5
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橙田千尋
東京のカフェに押し潰されぬようブックカバーを余所行きにする
5
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橙田千尋
キャンディを砕き欠片が夕焼けの色を吸い込む(でもソーダ味)
5
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橙田千尋
坂上がりついに世界は逆転し天動説の真ん中にいる
13
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絮谷新
未だ見る周回遅れのランナーとなりても遠き夏の地平を
15
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詠み人知らず
読み返す日記これまで5年間どうでもいい日なんてなかった
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村上 喬
空っぽの心うつしてこの空はあきれるくらいにふかいあおぞら
36
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村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
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林林
ひと月の契りと知るや梅と塩いのちの限り絡み合うかな
23
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もり
炭酸の弾ける音が雨降りの前奏のようほつほつと鳴る
15
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月虹
揺れるゆれる心は重さを持たぬから愛しい人の吐息のままに
63
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月虹
星へ行く船は真夜中過ぎ辺り二人の夢を飛び立つでしょう
62
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月虹
君恋ふる想ひは鐘を突くが如夜に鳴り響く雨をも砕ひて
71
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リクシアナ
濡れるには艶も冷たい六月の雨に躊躇う赤いヒナゲシ
24
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リクシアナ
宵闇にてるてる坊主ほの光るそろいの服で月を待とうか
21
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舶女チェルシー
「明日には嫌いになるかもしれへんよ?」と言いながら紫陽花は咲く
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舶女チェルシー
ひきだしの奥の線香花火から去年の夏の火花ちりちり
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雪柊
未来へと広がる世界 今はまだ小さき故に 不可能は無し
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