喜のお気に入りの歌一覧
矢車菊
少しずつ秋の別れは濾過されて星のきれいな冬を迎える
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まつり
正しさの定義を探す旅に出た数学教師が帰ってこない
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まつり
このごろは雨が続いてきみ宛の手紙も増えてゆくばかりです
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詠み人知らず
休日のベンガラ格子の白き雨もう一眠り幸せ感ず
6
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falcon
亡き母の手をとり父が踊りしをおもへばかなしけふの碧空
34
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雪柊
争いの絶えぬこの世は百鬼夜行我らは詠いて平和唱えん
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灰色猫
春風を 小瓶に詰めて 贈ります 涙の夜に 開けてください
67
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ミツ子
母の歌 寝物語に優しい手 こわいものなどひとつもなかった
12
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みやこうまし
メガネ掛けホチョウキをはめイレバはめバイクで駆けるハメハメ大王
13
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白黎
葬式は生きゆく人のためにあり そんな感じの君との別れ
13
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恣翁
横柄なくせに わづかな風にさへ 震へ慄く君のプライド
64
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恣翁
燃えさしの燐寸の 水に消ゆる音の耳につくほど 静寂ぞ深き
21
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灰色猫
春風を あなたの墓前に 供えます 冬を越せずに 逝ったあなたへ
28
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野々花
晩秋の冷たき風をしなやかに流し色濃くのこんぎく咲く
13
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野々花
「秋ですね」そんな言葉で始まった友のメールに揺れる秋桜
28
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詠み人知らず
青年は意識せぬまま中年に 壮年になり 仏になりぬ
23
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まぽりん
朝夕に愛しき言の葉たまふれどなほ纏かればや君が手枕
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まぽりん
追ひ風に裳裾おさふる少女子の紅絹裏にほふ秋ぞ闌けゆく
30
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詠み人知らず
最大の敵が神だと知ったとき カミさんだけが 味方になった
20
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詠み人知らず
来ぬ人を思案するよな顔をして過ぎ行く人を目で追う猫よ
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