喜のお気に入りの歌一覧
只野ハル
湯に浮かぶ歌留めんと念じれど泡沫のごと壊れ消えゆく
13
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うめ
歩くたび たまに重なる影ふたつ ごめんね、話聞いてなかった
10
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うめ
少しだけ眠るといいよ 神様が白の毛布を掛けてゆく 冬
11
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うめ
ものがたり閉じるようにてそっと雨 静かに秋は仕舞い込まれる
12
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うめ
秋の日のカーテン越しの陽だまりでひとり伸びする猫になる午後
23
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己利善慮鬼
幼き日我の玩具を買って来し祖母が頼みで買い物に行く
2
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夢士
君が来て朝な夕なにゴロツポウ今朝は声なき羽毛舞いをり
13
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たけくらべ
チョッキなる師走の風を跳ね返す鎧をまといベストを尽くさん
3
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詠み人知らず
マスクには外界拒否の効果あり 息も心も 内部にとどめ
20
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林林
ご好意に「すみません」でなく「ありがとう」素直に言える人になりたい
19
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只野ハル
靄かかる知性なれども感情の変わらずあるを気付かされおり
16
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詠み人知らず
女子たちよ国家機密を洩らそうか 男子は常に ぷよぷよが好き
11
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恣翁
汚れたる手拭ひに似て 分譲の招きは 棹に縒れ纏はれり
13
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まぽりん
千年経ていま雅びかによみがへる源氏の絵巻あはれなりけり
28
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灰色猫
空き缶を 蹴とばしながら 帰る道 蹴っていたのは 自分の孤独
47
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まぽりん
あき果ててかれゆく人を留めかね我が身にしむるこがらしの風
37
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灰色猫
清流の 苔生す岩を 食む鮎の 刻みし歯形の 逞しさかな
25
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詠み人知らず
恋しさの源が種の保存でも 神の配慮は なんて素敵な
10
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あまおう
春になる境界線がないことを踏まえて恋を説明しなさい。
43
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あまおう
ただいまと、おかえりなさい。明日もまた、繰り返される確かな絆
28
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