うめ のお気に入りの歌一覧
灰色猫
空き缶を 蹴とばしながら 帰る道 蹴っていたのは 自分の孤独
47
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矢車菊
この距離を大切にしていたいから僕らはずっとともだちでいる
19
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詠み人知らず
母の言う「傘持ったかい」の口癖を曇り空にはふと思い出す
38
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三日月
滑り出す車内は気まずく窓放つ 三つ先まで信号は赤
16
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雛乃
いつまでも中途半端な距離感を心地よすぎて壊せないまま
9
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たけくらべ
音に聞く明石の浜に星降りて真砂とならん願いごとする
7
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恣翁
置く霜に響きて 鳴ける鹿の声 山の端の月 凍てさせつらむ
20
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千映
冷凍のグリンピース甘く煮るただそれだけで翡翠豆とは
9
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恣翁
薄霜を帯びたる濡れし軌条こそ バラスの群れの上に佇め
12
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まつり
背に生えた翼が日ごとに黒くなる それでも、かみさま、ぼくを愛して
9
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あふひ*・○・*
鴨川で猫がそれぞれ毛づくろい出会い求めて朝のお散歩
14
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右島絵莉
和歌ってさ ロマンティックと 君が言う だから私は 君を詠うよ
8
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まぽりん
玉藻なす浦より引ける水濠に在りし日うかぶ高松の城
23
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秋日好
満月に少し足りない今日の月 夢届かぬとも良しとしようか
22
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まぽりん
梅の花かざす乙女の袖濡れて止まず恋ひしき初雪ぞふる
108
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芳立
あらそひはうき世のつねとおぼえつつ人の願ひの絶ゆるものかは
10
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光源氏
身をこがす螢はやがて消ゆるともほのかに殘るみちしるべかな
55
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へし切
煌々と冬の夜空の月の如ふわりと浮かぶ飛行船かな
21
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千映
咳をした叔父の背中に手をやれば背骨に指のあたりし辛さ
16
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珠海
繋ぐ手の境界面から溶け合ってあいまいになる あなたとわたし
19
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