珠海のお気に入りの歌一覧
野々花
思い出と呼ぶには少し大げさな真っ赤な嘘がカラカラ回る
9
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乙女田虎子
幼き日父は林檎の皮をむき飽かずと眺めた赤い螺旋を
12
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もり
白線の外側で待つ憂鬱は助けてくれる人のない穴
9
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野々花
「もう誰も愛せないよ」と君が泣くシャラリシャラリと雪が降り積む
14
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月虹
涙には記憶を癒やす成分が3Oパーセント配合されます
27
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西村 由佳里
今はもういらなくなった水槽に住んでいたのはフナと安らぎ
8
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コーヤ
言の葉の花束紡ぎ織りうたはあなたのもとへ旅立ってゆく
20
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矢車菊
透明な音楽のやうにわたくしの傷に触れきしきみの指先
19
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亜貴
もう何を忘れたのかも忘れたし だってあれから一年経ったし
7
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詠み人知らず
さめた手のじゅわりと甘いドーナツがぼんやり滲む 夜の真ん中
6
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矢車菊
君の中に溶けゆく記憶 初めてのくちづけにふわり降りかかる雪
12
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己利善慮鬼
壁一つ隔てた場所にいる君が夜をこんなに冷たくさせる
5
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晃
雨音に包まれし夜 灰色の 空が泣いてる 君のかわりに
8
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秋日好
サイフォンでモカを淹れては運命のレコードかけてた母の日曜
14
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わたこ
暖かい 雨に鼻歌 誘われてやっぱり彼に 会いたくなった
3
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わたこ
君のこと 考えながら ふかふかの 気分で眠る 十二月の夜
4
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山田杜魚
konpeito 君のピアスの金の環にぶら下げてみたい候補としての
3
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秋日好
また「雨」が降ってきている久石の優しいピアノで君を包もう
11
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うめ
両の手をマグで温める冬の夜すべてが凍ってしまわぬように
9
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ゆりこ
主音より三度も低し短調の雨 濡れすぎぬよう花鉢を引く
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