あふひ*・○・*のお気に入りの歌一覧
灰色猫
月光に愛され生きる百合のごと真白なりしはアルビノの肌
18
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へし切
山里に五月来ぬとてほととぎす汝が鳴く声に揺るる藤波
33
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恣翁
童部の 嗜虐的なる親指を 逃れし蝶の無事を豊寿く
19
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恣翁
尼の腹 傷痕見れば 流石にや 帝の胤に出でし稚児かも
19
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滝川昌之
見せた背のどこを切り取り育つのか息子二人に せ の真価問う
32
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藤久崇
知る花も 知らざる花も たれもみな みちてさきゆく 春の道かな
29
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詠み人知らず
重ねれば 噓の匂いの唇に 騙されながら うたかたの夢
22
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コーヤ
道端の名も無き草も春うららみどりに萌えて活気を魅せて
19
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まあさ
薄い雲 ゆるゆる近づき 仄白い かすかな月を 飲み込んだ朝
27
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沙久
パレットに思いつくまま色をのせ春の輪郭描きはじめる
33
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九條千鶴
星空できらきら光る星たちはきっと挨拶をしているんだよ
9
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灰色猫
お互いの瞳のなかにお互いの瞳があるとき永遠はひらく
22
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灰色猫
お互いにひとつしかない片翼をあわせてゆけばきっと空も飛べるはず
23
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滝川昌之
西海のアゴ焼きの香に ピーヒリと 平戸城の天守閣をトンビが巻いた
17
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滝川昌之
癒えることなき悲しみと対峙する人と町に来い涙なき春
23
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灰色猫
永久の栄華を誇る樹々たちに埋没されゆく憐れな墓標
21
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滝川昌之
亀岡の山の頂 平戸城 鳥の目線はイカヅチの瀬戸
17
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詠み人知らず
指先を すべらせたどる 喉仏 花弁散らさむ 唇を 寄す
14
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詠み人知らず
誰がために 詠むる歌にあらねども 他が楽しまば 嬉しかりけり
20
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恣翁
青柳は 東風に揺るるを 我が身羞ぢ 世に背を向けて 独り眠らむ
18
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