Chicoのお気に入りの歌一覧
只野ハル
病室のベッドの上の小さな世界置いてきぼりの子供のようだ
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只野ハル
明かりがつけば朝消えれば夜スペースシップの中にいるようだ
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只野ハル
自律外骨格型サポートスーツで自由に移動できたなら
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只野ハル
懐かしい傷の入ったレコオドを眠れぬ夜に独り聴きたい
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只野ハル
入院は行動制限あり動きたくても動けぬ身にも
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只野ハル
傷の保護テープが取れシャワー可となれど人手不足で来週になり
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只野ハル
サンダルの素足冷たい車椅子リハビリ室に向かう廊下で
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只野ハル
知り合っても異なる退院日今のところ取り残される側だ
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只野ハル
介護者の感じる重さその辛さされる側には痛みとなって
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只野ハル
病室の寒さ知らずの中に居て薄いお仕着せ素肌に纏う
5
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只野ハル
脚が冷え換気のために開けられた窓を閉めんと車椅子漕ぐ
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只野ハル
脱ぎ捨てた昼間の服の感触が残る肌また眠れない夜
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只野ハル
午後はコンペイトウが降る予報水色を受け止め君にあげよう
5
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只野ハル
棄てに行く花束抱いて海へ行く季節外れのあの海へ行く
5
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只野ハル
像が歪む母の形見の鏡台の鏡だけをまだ捨てられず
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只野ハル
撃たれたら撃ち返すことなどできぬ撃たれぬようにどうすればいい
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只野ハル
ミルクティーにスコッチ垂らす寒い午後雨の降り出す音がする
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只野ハル
泣きながら慰めているかのように降る春の雨頬伝い落つ
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只野ハル
左利きの人のペン先から文字が押し出されるように書かれてく
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只野ハル
延々とネットラジオのバロックを流し続ける曇天の午後
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