雲のジュウザのお気に入りの歌一覧
渡邉はるき
春とだに言わねば知らぬ山の端に去年の名残の雨ぞ降りける
6
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渡邉はるき
惑ひてもなほ止みがたし文の道魂の砕けて何残るらん
9
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笑能子
まどろみて吾の叫びで目を覚ます残像懐古思慕淡々と
3
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笑能子
波静か烈しき流れ飲み込みて只そればかり今は黙する
2
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仁 呼
幼子の 袖すりあふも縁なれば 繪本差し出す 言葉なけれど
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仁 呼
はつはるに 翆も明かし 若松の 針の數より 幸多かれと
8
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仁 呼
あざやかに 潮を染めたか さくらえび 駿河の國に 季の報せよ
7
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仁 呼
苦き味 苦き想ひ出 殘れども なほ馥郁と 珈琲の薫りたつ
7
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仁 呼
いにしへの 熊野の敷石 苔生して 我けふ吾子と 蟻になるらむ
6
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仁 呼
時雨来て 衣擦れの音は聞けもせず ただきみといて 紅葉散り初む
5
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仁 呼
買ひ出しの 籠に收まる 縫ひぐるみ 熊の子ならず 赤子笑へり
4
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仁 呼
幼子の 走る姿のあやうさに 目離し出來ぬ瞬の長さよ
4
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仁 呼
ぱらぱらと 窓撃つ霰 この冬の 嚴しさ傳ふ 白き語りべ
4
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仁 呼
濁流の荒れるが如く 目も利かず 船頭かはらぬ 舟はあやうし
5
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仁 呼
ひさかたの 小春日のどけき 冬枯れ野 雀の子らの 聲朗らかに
3
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仁 呼
垂乳根の 母の願ひは 戰にぞ 勝つも負くるも 臨むなかれと
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渡邉はるき
筑波嶺の峯よりかけてそよぐとも結ぶの糸の千代にこそあれ
6
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渡邉はるき
眺むれば日のかげ残る西の空しばしな燃えそ宵の篝火
5
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渡邉はるき
挿頭する大宮人は遠けれど神の斎垣に咲くやこの花
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渡邉はるき
色々に重ねて着つる花衣闇に隠れぬ匂ひともがな
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