さるのお気に入りの歌一覧
まるたまる
閉じこもる酸素カプセル膨らんで空を漂う棺となれり
15
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詠み人知らず
夕暮れの石水渓の山なみにくじらの雲が茜にそまる
16
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紫草
珈琲とタバコの香り初キスの君もこうして御爺となり
13
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ふきのとう
ようやくに響き聞こゆる産声に生まれる瞬間と涙あふるる
24
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ふきのとう
行きつけの美容室取り壊されて思い出さらに露と消えゆく
11
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詠み人知らず
雨の音風の涼しさ感じつつ歌をつくりしその喜びよ
16
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詠み人知らず
屋根こわれ電灯こわれ歯もこわれこわれ続きに心もよわる
15
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ふきのとう
小走りにかけゆく我の肩濡らす霧雨ぬくし春のまぢかに
23
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詠み人知らず
咲き初めし梅の花びら散らすやうな冷たき雨降る啓蟄の朝
21
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詠み人知らず
季節ごとかへし色紙の伊勢型紙櫻にかへて春の氣をよぶ
18
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ふきのとう
ひとときは離れたきしと思えるも会えぬとなればどうしているかと
15
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紫草
泣く私じっと見る猫目があえば 額を寄せ合い感じる何か
18
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詠み人知らず
友はみな困りしときはわれ頼り用なくなれば電話もすぐきる
16
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ふきのとう
ひな祭り錦糸玉子にはまぐりと我が家の夕げもにぎやかとなる
7
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ふきのとう
黒色に別れを告げてパステルのブラウス胸に鏡に映す
10
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紫草
逆立ちを三回しても詠めぬ歌 そんな詠み人慕い焦がれて
11
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ふきのとう
日光のスギに冠る粉雪はモノクロとなり静寂さ増す
10
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詠み人知らず
ラジオ体操二日目は昨日より体軽くて朝食すすむ
16
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ふきのとう
入院す主の席は空いたまま一際の声聞けぬ淋しさ
16
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詠み人知らず
目ざむれば活けし花桃匂いたち日差し明るき弥生の喜び
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