もりのお気に入りの歌一覧
林林
根が伸びて水栽培を卒業し土にて咲いた葱坊主かな
22
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赤俊雄
薄月の優しい視線に身を晒し渋る蕾がほどかれる夜
14
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リクシアナ
二巡目も並んで買った洋菓子に合わせて点てた泡立つ緑
15
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葱りんと
傷つける 悲しい言葉も 吐くくせに 慰めるのも また同じ舌
18
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紫草
「明るいんでなくてあがるぐしてんの」笑舞うの媼の声はやさしい
17
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灰色猫
透明に 煌く氷柱の 滴りを 口に含んで 春を味わう
46
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林林
次はいつ会えるのかしらと思ったら夕焼け空がやけに沁み入る
23
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紫草
骨拾う箸を留めて見ておれば「恥ずかしがるよ」と兄に諭さる
29
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灰色猫
ふんわりと 両手で春を 捕まえて あなたの前で 開いて見せる
56
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ゆりこ
まっさらな白い4月のカレンダーきみとの予定でいっぱいになれ
18
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林林
あなたからもらった小さな帳面に祈りを綴る また会えるよね
25
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夢月
朝靄に恋しきひとの影を待つ戯る月の帰るを見送り
18
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詠み人知らず
金属は確かに金の属だけど 鉄は金ほど 好かれていない
15
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コーヤ
もりあがる落ち葉の奥に白き花盛りたる蕗の薹立ち燃えて
20
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コーヤ
微笑んだ 白い輝き こぶし花 山を目覚ませ 蘇らせて
15
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只野ハル
ぜんぜんイケテない気がして詠んだのは投稿しないけど消せない
13
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林林
空港で愛しき友を出迎える「会いたかった」と抱き締めたいわ
21
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あふひ*・○・*
君が此の次行く先も厳しくも温かな人の下に在らむと
20
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赤俊雄
さくら樹にふくれる蕾を幻視する白羊すらまだ訪れぬのに
5
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月虹
丁寧に季節の峰を折り返すここから先は新しい春
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