呉竹の憂き節のお気に入りの歌一覧
浅草大将
身をたまと国に捧げてその果ては露と消えにし夢の数かず
10
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萱斎院
かげろへば沢のほたる火ほのめきて かなしき鵺ぞ夜にむせぶらむ
7
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へし切
浮き舟に波間ただよふ吾が身かな寄る港なく漕ぐ櫂もなし
31
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野吹
たまぼこの道行く人のやすらへる日影ももらぬ夏木立かな
10
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野吹
かへりこぬ昔を問へばほととぎす橘香る袖にふるこゑ
11
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浅草大将
仰ぎ見る国のしるしのひと方をなどてむなしき舟に流さむ
11
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へし切
憂き世川 風にただよふ浮き草の昨日は淵に 今日は瀬にある
24
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麻
今宵はと雲のあなたをあふぎ見て天の川瀬の行方をぞ思ふ
25
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河のほとり
置きまよふ草葉の露に入り日さし玉と輝ふ夕立のあと
24
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河のほとり
面影を弔ひ来つる旅なれば八重立つ雲や空の奥つ城
16
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浅草大将
雲はれて後にもあめや惠むらむ軒端に絶えぬ月のたまみづ
10
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河のほとり
いかにせむ心習ひにながめても空は晴れせぬさみだれの頃
15
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麻
夏の夜の夢ぞ儚き目覚むれば簾の隙に朝顔の花
26
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へし切
さだめなきわたる憂き世は常ならず身は浮き舟にただよふばかり
24
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へし切
夏の夜のつま恋ひかぬるほととぎす鳴く音わびしき明くるしののめ
25
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たけくらべ
紫陽花の咲きそむ寺の極楽に涅槃を見たり霖のころ
23
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鵺吉
無知という在り方をおもう 傘させど傘をささねどやまぬ五月雨
2
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恣翁
五月雨の灰汁を溶かして 神田川 墨に染むめり 橋往く人を
7
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河のほとり
み仏の法を聞きては罪消ゆる身のぶの山のかひもある世ぞ
9
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光源氏
灯し火の影に寄りそふほととぎすまた濡れそむる古寺の径
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