呉竹の憂き節のお気に入りの歌一覧
麻
藍染めの深くなりゆく宵闇にひときは光る秋のゆふづつ
27
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芳立
彼の岸の心かかりて称ふればいかでか白き道をわたらむ
13
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へし切
妹が香にあらぬものゆゑ藤袴 来る秋ごとに偲ぶ面影
25
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河のほとり
寝もやすく寝なば夢をも頼まましせめて今宵の月な曇りそ
19
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萱斎院
こと吹かば萩におく露ふき散らせ 忘るることのよすがとやせむ
11
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河のほとり
衣手に露をかけてはひとりのみゆふぐれに知るあきのはつ風
19
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萱斎院
ありあけの月うすらかにとけはてて 移り香もなき萩におく露
12
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へし切
空高く野路の秋草みだれ咲き色のちくさにもの思ふころ
24
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浅草大将
丸き身は戦ふこともあるまじろはじく弾もて仇をうちつつ
9
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助平小町
文持たず何処に居るとも知らざれど有明に待つ君ぞ恋しき
3
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たぐい
モニターの内側の人に恋をしてカーテンの外夏は過ぎ行く
8
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へし切
川風の涼しくもあるかおのづから ひぐらし鳴きて秋は来にけり
24
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河のほとり
問へばただ遠きむかしを風かよふ小笹ばかりぞそよと答ふる
22
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林林
氷柱に閉じ込められて咲く花は至高の姿しばし留めん
6
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萱斎院
いづみ川ははその杜に吹く風の 流れてもなほ思ひとどめむ
9
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萱斎院
夏草のしげきひむろぞ悲しかる 人のこころの冷えむと思へば
8
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河のほとり
闇ならばかへりてやすき寝をねまし雲居は月のかげももらさで
16
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麻
あけぼのと惑ひぬるかなひさかたの夜に十六夜の月の影みつ
26
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へし切
黄泉の国 帰る定めの君なれど 別れは淋し盆の送り火
34
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麻
秋萩のひとり寝る夜に月待てど雲に宿ればむなしかりけり
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