呉竹の憂き節のお気に入りの歌一覧
雲居の月
遣る瀬なく世を眺むれば小夜更けて月の雲居に秋風ぞ吹く
14
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へし切
そむれども風に木の葉の散るときは物ぞかなしき神な月かな
29
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たけくらべ
ことだまをつづるこころの大和歌三十一文字を君に傳へむ
22
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麻
白妙の雲の波打ついそのかみ古き砦は隠さふべしや
24
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へし切
風の音のあとなき空をたづねわび野辺の尾花の穂は揺れやまず
30
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麻
よもやまのうつろふ色に染めかねてまつもわびしき秋のゆく末
33
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へし切
偲ぶれば妹が夢路にまつ虫の鳴く音侘しき秋の夕暮れ
26
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たけくらべ
定めとて盛りを終へむもみぢ葉の命を散らす風な吹きそね
21
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たけくらべ
秋ゆゑに千々に乱るる心には十六夜ふ月もあはれなるらん
26
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麻
まつの葉も紅葉もいづれおなじことかくもさやけき月にかかれば
25
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河のほとり
あともなき草のいほりを夢にして霧に閉ぢたる秋の夕ぐれ
18
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水中あやめ
身も春もあらぬ千年にすみわたるいにしへゆかし道の辺の月
22
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萱斎院
つもりつる言の葉にだに霜おきて 人に知られで朽ちや果つらむ
13
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たけくらべ
行く秋に誰にか見せむ宵の間の時雨に染むる峰のもみぢ葉
21
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麻
うす雲のまにまにうつる影だにも身にしむばかり望月の夜
24
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河のほとり
風ばかり夕べの空にこたへしてなにぞは人のおとづれもせぬ
19
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麻
うつりゆく秋のながめはあしひきの山路の関をけふや潤す
23
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水中あやめ
吉野山峰にかかれる白雲のはたてに物ぞ思ほゆるかな
15
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水中あやめ
今はただ一日一日を生きゆかむ愛しき時を止めかねつつ
17
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麻
なみだ雨ふりしくものをうつろはで露もにごらぬ菊のさかづき
30
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