呉竹の憂き節のお気に入りの歌一覧
たけくらべ
まどろまず独り寝る身を如何がせむ凩の夜に人を思へば
25
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へし切
思ひかね移ろふ秋のひととせにふたたび匂ふ白菊の花
29
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へし切
冴え冴えと星ふる夜にひびきたる吹く風の音に冬立つを知る
34
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麻
冬たつや氷雨も雪も栲衾しらず顔なる海の宮人
30
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芳立
御声きく花にもならではつ霜のおきまどふ身と思ふ朝かな
13
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麻
いとどしく紅葉ゆたけき厳島櫂のしづくも染むるばかりに
33
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藤久崇
暁の 空の白めば 浮き雲の 色に染まりし 月ぞ残れる
15
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へし切
枯れ尾花野辺のひとむら吹く風の音のかそけきこの小春かな
24
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芳立
あぢきなく四十年あまりいそのかみふるぞ御法の縁なりける
7
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麻
置く霜の惑はすすべもなかりけり錦織りなす菊のさかりに
27
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たけくらべ
月読みの光さやけき秋なれどまづ恋ふ人ぞ思ひやらるる
21
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萱斎院
風すさぶ萱の穂むけの寄るかたに 鳴く鹿もなき秋の夕暮れ
13
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へし切
夕時雨れふるさとの秋 風さむみ ひごと色づく蔦のもみじ葉
33
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芳立
御名はかく尊かりけりこころなきわが口にさへに称へらるれば
7
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へし切
錦なる紅葉つ木の葉も散りぬべし木枯らし吹けば冬の声聞く
28
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たけくらべ
憂き身をばさだめと思ふ恋ゆゑに独りの夜も人を恨みず
21
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へし切
奥山のふかき秋こそ風の音のあはれまさりて身に沁みけるかな
22
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麻
秋月の影はおぼろになりぬとも尽きぬ思ひはさやかにも見よ
30
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麻
移り香のうすき衣をひき重ねさてもこの身にしむる木枯らし
37
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萱斎院
入り日さすやがて枯れはつ秋草の 風にくだくるくれなゐの露
13
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