夢月のお気に入りの歌一覧
紙魚
耳朶濡らし注ぎこまれた息遣い まるで痺れをあたえる毒薬
4
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紙魚
君がいた跡はソファのへこみだけ 胸元に散る紅が消えれば
7
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紙魚
アイロンを掛けた人がいる陽だまりの匂いあふれるハンカチ断る
7
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みなま
巡り来る春に天窓あけはなち甘い花びらとなりにまねく
8
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もり
喉鳴らし水飲みし朝吸殻の残り香君を洗い流せと
5
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月虹
風も無く微かな水球の重さだけ桜を愛でるように春雨
97
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光源氏
梅の花散りなむさまをよそに聞き君待つ宵はうらぶれにけり
13
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光源氏
色も香もやがて消えはつ梅の花今日九重に思ひとどけん
16
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光源氏
梅が香を袖にとどめてさまよへど影さへ見えぬ春のかすみに
19
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月虹
雪は舞う地に咲き染めし白梅のはらひら花びら春の恋路に
73
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月虹
君恋し夜の隣でひとり寝むまだ見ぬ明日の夢を抱いて
26
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へし切
さざんかの花くれないに燃えて咲く君を抱きし吾が胸の如
19
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へし切
もののふの覚悟を見たり散り椿 名残りを花の色によそへて
22
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へし切
風かよふ かをる枕の思ひ寝に 君が寄り添ふ 春の夜の夢
22
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月虹
雨音はショパンの調べ 揺るぎない想いは時に切なさを生む
28
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月虹
君に詠む千の歌の葉集めれば心彩る 花束となる
27
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月虹
青空に携帯かざす昼休み風の速さで届け恋文
26
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