林林のお気に入りの歌一覧
夢士
松過ぎて二人の夕餉皿二つテレビの音のやけに大きく
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夢士
残り酒空けて夜歩き初霞点滅信号ぼやけて見ゆる
12
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千映
目線より下を向かぬと決めた日に背を屈めたり坂多き街
11
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千映
母の為預かりし金の会計を閉じて介護の終止符を打つ
11
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夢士
盃に屠蘇酌み分けて祝い酒残す伝統孫に伝えむ
12
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千映
パンに塗り柚子茶としての飲み方を忘れて瓶が空になる朝
7
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只野ハル
退屈とのんびりの間漂う彷徨うひとりながい午後には
7
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千映
急ぐときすんなり靴に足入らずショートブーツの哀れな踵
5
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滝川昌之
凍て星のごとく冷たき街灯のLEDは無慈悲に白く
21
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灰色猫
一歩すら踏めないときも大丈夫倒れることは歩んでいること
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深谷真雪
人の身でヒトアレルギー 病とは言えず耐えて耐えて生きる
6
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ななかまど
老二人ときに気配を消して居る言い争わぬ鴛鴦のごと
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西村 由佳里
感動が冷めないままにまた開く真ん中そして最後のページ
6
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綿釣
「まず軽で、色は赤かな、中古でもいいな」初心者マークぴかぴか
6
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深谷真雪
変わらない自分と変わった自分とを知る久し振りの面接にて
5
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滝川昌之
冴え冴えと夜鳴きそばなど響くから締めにするかと急くコップ酒
16
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へし切
ぬばたまの夜もふけゆきて氷雨ふる雲井はるかは雪にやあらむ
20
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千映
花のなき大寒にリース作る時思いっ切りに派手色にする
6
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千映
安い服着てても高価に見える人目指すが歳はどんどんすすむ
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蔓葵
うは氷むすぼほれたる浮舟のこがれてもなほゆきなやみつつ
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