成瀬山水のお気に入りの歌一覧
河のほとり
藤波はなびく方さへ著ろく心のふかき色か見えつる
11
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falcon
ゆく春を惜しむ涙と肩に散る花の参道醍醐寺の雨
11
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まぽりん
枝垂れ咲く薄くれなゐの花こぼれ巣くふつがひのつばくらめかな
30
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まぽりん
かき曇り晴れぬながめにくるるかな帰り来む日の定かならねば
21
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光源氏
ひさかたの匂ひあまたにおほふれば藤の衣の色とやは見る
20
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村上 喬
水仙の葉先に灯る悲しみを零さぬように明日を迎える
20
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へし切
陽炎の春の名残りの夢見草 散り交ひ曇れ老いらくの夢
23
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村上 喬
思い出は一陣の風振り向けば名もない花が足跡に咲く
16
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光源氏
さてもまたおぼろにかすむ春の月消えゆく影をただ見つめをり
12
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詠み人知らず
うちの主人平坦な道歩いてもふらっとよろけておっと危ない
5
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秋日好
記念日が近づいてくる庭に置くベンチを夫は検索していた
10
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秋日好
がちがちに乾いた土も雨上がり明日は何とか耕せるだろう
7
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矢車菊
終わらない物語するあの人の遠い瞳にうつる初夏
22
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村上 喬
移りゆく景色の中で僕を呼ぶ風の囁き鳥の囀り
18
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夢士
道端の蒲公英ひとつ風にゆれ綿毛ふわふわ風に舞ひゆく
16
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矢車菊
ぼくたちのこころの距離が広がってゆくほどなぜかきれいな空だ
15
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風花
春の陽を我に代わりて存分に浴びて膨らむ布団は得意気
25
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詠み人知らず
暖かくなってきたので出るときはコートの下に何も着ません
7
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矢車菊
恋がまだつぼみであったあの頃のきみはレモンの香りがしたね
20
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光源氏
藤波のいさよふ波の朝ぼらけ惑ふ罷り路行く方知らずも
12
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