成瀬山水のお気に入りの歌一覧
まぽりん
絶え間なく噴き上ぐる湯の底ひなき力をぞ見し地獄めぐりに
27
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コーヤ
黄緑のお椀をふせたかたちして大室山は曲線の美よ
15
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詠み人知らず
朝早く神社に行けばクワガタがクヌギにいたよ幼きころは
15
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秋日好
この中の五株にひとつは冬間貴女がさし木したゼラニウム
7
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風花
立葵重たき花は咲きのぼる頭の上のかしましきかな
18
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光源氏
すみのえの松のうきねと忍ぶればただ仮初の夢を見るらむ
16
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千映
母の介護日増しに敬語増えてくる「すいませんね」がなぜか寂しい
96
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風花
女子会の三次会終え始発にて遠い昨夜を語らい帰る
20
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恵
眠るとき触れていたいのそれだけで貴方と夢に堕ちていけそう
27
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己利善慮鬼
人の死を数えてみれば気付くこと宇宙の星のほうが多いと
3
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詠み人知らず
うつむきて詫びる姿の露草は青空見上ぐ花に憧がる
22
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ゆり
風が吹き季節が変わるとささやいたまだいかないで母の手を取る
20
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灰色猫
人間が 人間である おろかさに 優しいキスを ひとつ贈ろう
48
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林林
夕ごとに湛えし露を糧にして若き笹竹枝葉広げつ
23
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まぽりん
吊り橋のながき夢路に風わたる九重の山そびえ立ちけり
28
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へし切
はつ夏の空にとけゆく青もみじそよ風に揺れこころ洗われ
23
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へし切
五月雨に濡れて艶めく花菖蒲 紫匂ふ浅き夏の日
32
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薫智
孤独ではなかったけれどひとりではない生活に感謝こぼれて
4
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へし切
心とはうらはらに出づ愚痴ひとつ老いは哀しや吾が身を厭ふ
21
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己利善慮鬼
月を遠み夜こそ通へ人言も浮き名も雲も立たぬと思へば
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