成瀬山水のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
スライスのレモンが浮かぶカクテルのグラスのなかで氷がきしむ
20
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浅草大将
夏の夜を守る門田のいねがてに実りの夢はうつつなるべし
8
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浅草大将
かがりさす鵜舟に散るや宇治川にきそふ匠のわざの火花も
11
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秋日好
ちょこまかと走る日本はかわいいよこれから「着物ステップ」と呼ぼう
9
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芳立
とりつけの騒ぎときけど朝早く並ぶ人なきあて寝なりけり
6
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恵
夕方の空にかざした手のひらに教えてくれた雨ぞ降り来る
25
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潮月繁樹
気がつけば夏の晦日の大祓 怒涛と過ぎて雨降りやまず
22
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夢士
ゆすらうめキンカンの樹に山紅葉夏場を過ぎて庭に植えむと
17
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矢車菊
さようなら かいじゅうのように不器用できらきらしていた少年の日よ
12
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潮月繁樹
おはようで始まる今日の職場では繰り返されるイソップ童話
20
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村上 喬
坂道を転げるように吹かれてはビニル袋はやがては空へ
19
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風花
残業に滲んだ頭は遠い目で遠くで滲む朧月眺む
11
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光源氏
常しへに水の流るる桂川光と影を織り成しながら
13
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光源氏
しなやかな祇園の街に佇めば柳に寄する風ぞやさしき
16
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芳立
もろ人が花を愛でにし堤にも草深くして夏の荒ぶる
9
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光源氏
待つ宵に花のしづくをながむれど思ひわぶるる閨ぞさびしき
20
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コーヤ
特大の額紫陽花が群れ咲いて島の活きづく力をみたり
17
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まぽりん
ひきかへし五月雨そそく東屋に調ぶる琴の音さへ添ひけり
24
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林林
ふにふにの寝顔に半握りのおててベッドにわが子らからのお守り
23
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浅草大将
ゆく術もなみの彼方を遠しろく我はみさきに一人しも立つ
9
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