東女のお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
信号よお願い赤のままでいてあともう少しで追いつけるから
10
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只野ハル
伐るべきか伐らざるべきか逡巡し苦悩の果てに涙飲み伐る
18
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月虹
晴れ渡る空が嬉しい金曜日サルサのリズムをひたすら刻む
31
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詠み人知らず
猜疑心 嫉妬 自己愛 憎しみが 癌細胞の 栄養になる
24
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野々花
木に絡む光のような春風は 魔法仕掛けの優しい匂い
15
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野々花
四季ごとの風のささやき書き留めてあなたへ贈る歌へと代える
18
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月虹
門扉より顔を出したる薄紅の小梅はしばし風に驚く
31
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へし切
降るときを忘れて春のなごり雪 野辺の緑をやさしくつつむ
29
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只野ハル
いたずらに規模を追いかけ息の切れ理念守らす外資の下へ
11
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夢士
早川の流れ澱みて魚の減り外来種入り喰い尽されむ
21
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夢士
早きものうたのわに入り二度の春頂く拍手五桁となりぬ
20
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詠み人知らず
国道の排ガス好きのランナーの 一歩一歩が 見て、僕を見て
14
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詠み人知らず
美しい光りがあれば育ちたる手塩にかける人なき花も
25
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野々花
川沿いの桜の木々の澄まし顔くすぐるように春風笑う
17
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雪柊
何故に僕等は家を出て行くの?この家が好き この街が好き
20
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野々花
暖かな日溜まりの中うとうとと居眠りしてるうさぎのなっちゃん
16
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千映
一時間がかりで食む母の食事笑いながらの気長な介護
17
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秋日好
望郷の梅の不在を埋めるがに小花の杏があちこちに咲く
20
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詠み人知らず
わたくしが握る予定の吊り革を 痩せた爺さま ぎろりと睨む
21
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野々花
哀しくて泣いた訳ではないけれど優しい雨が心に重い
17
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