由良のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
岸壁の夜の海鳴りに恐怖して失恋なんか忘れて帰る
9
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inosann
温もりを残して抜けて行くような朝の陽うけて通勤路行く
17
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浅草大将
こまつるぎ我が明日しれぬ首筋に五月の風はつめたく光る
15
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垂々
泣ききってもう大丈夫な空にいる紙ヒコーキは雲を引かない
7
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あまおう
アイロンで折り目正しいハンカチが薄っぺらのまま僕で汚れる
23
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詠み人知らず
せめてもの夢の名残りであるように戯えをこぼす美空 恋しい
20
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詠み人知らず
あまたなる蕾ふくらむ木蓮の梢に眠る春のぬくもり
29
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浅草大将
夢うつつ舞ふや死靈の一曲に生ける般若はひためんを掛け
4
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あき
この星が生きものだって言うのならおそらく人は癌なのでしょう
11
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紫草
指先の感の尖がりを確かめてそっとなぞりし君の輪郭
11
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まぽりん
言の葉はうら枯れぬるを霞立ち花紐とくる風や吹くらん
16
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恵
あの人のワイシャツの袖折り返すわずかな仕草が大好きでした
100
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詠み人知らず
君が胸に穴が明いたと聞いたから 飛んで行きたい測定したい
17
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詠み人知らず
朝ですよもう朝なのよと声かけて土曜は丸ごとあたしに頂戴
17
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夏恋
もう二度と逢うことなんて無い君に今年もチョコを買ってしまった
14
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あまおう
フラスコに液体化した溜め息をきみの視線で熱する危険
15
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みなま
ついに来た末の娘もバレンタインお父さんには黙っておくね
12
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どるちぇ
君からのジノリは今もこの胸と悴む指を温めてるよ
14
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詠み人知らず
何事もなかったように穏やかであなたのようにズルい青空
23
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紫草
大皿にひとつ残りし赤飯のむすびをかじる二日目の朝
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