由良のお気に入りの歌一覧
聴雨
片影を拾ひてあるく黒ネコの足あとぽつり夏かげりゆく
12
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浅草大将
うつろひし人の心をながむれば今年はうすきあぢさゐの色
13
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さく
恋歌を紡いで投げては空回り一つくらいは届けばいいのに
12
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さく
五月雨に打たれ冷え切る指先に熱こもらせる君の御姿(みすがた)
1
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たんぽぽすずめ。
台風の雨ばかり抱く沈黙の心も癒す強き紫陽花
6
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たんぽぽすずめ。
背伸びした様な昔の言の葉を使うあなたへむず痒くなる
9
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文麿
灰色の空の裂け目や上弦のきりりと光り潔きかな
26
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紫草
カモミール畑で花を摘みをれば世界は白く甘くにほへり
20
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あまおう
神々し線香時折りなびいてはゆらりこの身に絡むまぼろし
39
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詠み人知らず
人間がとろけることを知ったのは 傍であなたが笑ったときよ
17
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紫草
染め色を決めかねており紫陽花の行き方探す娘にも似し
24
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もなca
繁る葉の陰に小さな青い実をいだく檸檬に五月雨は降る
26
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文麿
けふありし出來事をみな知りぬるや身を寄せ吾を案ずる猫の
5
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inosann
両の手がふさがる吾の背後から妻が雨傘さしかけくれぬ
22
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もなca
降りそそぐひかりと水に両の手をのべてはじけるはつなつの子ら
21
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文麿
ながあめの孤獨したしく囁けばおもひのたへて去りゆく五月
9
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たんぽぽすずめ。
たっぷりのバジルを使うパスタには君も微笑む魔法の如く
7
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紫草
生まれ来し疑う心にきりはなく真実を知るやあの赤い月
18
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あき
ほろほろと泣いているのはわたぼうし風が迎えに来たんですって
17
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ビビ
君にそう呼んでもらえるためだけに私の名前は存在している
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