酒野実のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
不意にボーン柱時計が鳴る度に 思い出す父 幼いわたし
15
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ながさき
上弦の 月はさやかに 微笑みて 横顔だけで 充分美人
20
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ながさき
辛きこと 数多出遭いて 辿り着く 穢土も浄土も この世に在りと
17
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ながさき
古き良き 和の伝統に 忍び寄る 世相の翳り 如何にとぞ想う
17
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ながさき
なまくらの 精神鍛え 焼きを入れ 冷ました後に も一度熱す
18
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光源氏
大原の風の寒きに耐へかねてはかなく消ゆる菊の白露
12
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光源氏
しめやかな草の庵にさそはれて天の八塩でなごむひととき
7
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光源氏
待つ宵になどや悲しき虫のこゑちりりちりりと花にたとへて
12
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詠み人知らず
小雨ならまだ色恋を感じるも 土砂降りなんてのぞみも止まる
14
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夢士
仲秋の野に咲き誇る月見草夜来の野分け秋草を刈る
14
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光源氏
吹き迷ふ憂き世の風にさらされて脆くこぼるる庭のむら萩
15
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詠み人知らず
君たちの食べっぷりには驚きと よろこびがあり 感謝さえする
16
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へし切
折りて見ばつれなくこぼる秋萩のこころも知らで恋風ぞ吹く
23
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へし切
君をまつ虫の音聞けば侘びしかり枕片去るひとり寝の夜は
20
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へし切
萩が花秋の野風に戯れて散りゆく身をも盛りと咲かば
20
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夢士
コスモスの風に揺られてさわさわと川辺の路を五色に染めむ
12
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夢士
神の山噴煙をあげ知らしむる自然の力ひとは測れず
17
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灰色猫
寒くなる季節のなかで壊れそう 孤独の中で人恋しくて
24
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詠み人知らず
冷んやりとした澄んだ空気吸い込んで体を浄化す秋の或る朝
7
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詠み人知らず
晴れた日の眩しき陽射しを浴びながら買い物へゆく幸せありき
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