酒野実のお気に入りの歌一覧
夢士
毬栗の実りておつる音もせで小さい秋の訪れを知る
19
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灰色猫
ひと夏の 命燃やした アブラゼミ 初秋の路上で 風化してゆく
17
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あまおう
肉じゃがが美味しい店を見つけたら しばらく通う そんな秋の夜
24
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恣翁
歳月の世を促すに 竹林寺 靄の籠むるを惜しみつつ過ぐ
23
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速魚
澄み渡るこの空ならば 私も溶けてゆくこと許されそうな
24
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速魚
星々も今宵ばかりは嫉妬する ふくよかな月のきんのひかり
22
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ながさき
少年は 老い易く 学成り難し いかに生きるか 学べよ学べ
18
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速魚
曼珠沙華いつか零した罪の色忘れぬように滲んで燃える
16
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詠み人知らず
宇治川と桂川とが淀川に なったあたりの山崎が好き
10
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あまおう
ご自分の 自慢話が 大半で 僕のことには 質問がない
26
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灰色猫
影清き 月へ向かえば おのずから 心の膿も 洗われてゆく
30
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恣翁
空を行く月の音すら聞こゆなり 感覚をのみ研ぎ澄ませれば
27
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月虹
カラカラと渇いた音を響かせつ夏の孤独を吐く換気扇
27
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夢士
トラブルの波に流され言の葉の忘るるうちに時過ぎにけり
18
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松本直哉
獺祭をくみかはすよる性転換遂げにし友のゑみはかはらず
4
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詠み人知らず
別々の病院に入る父母に 同じ手鏡 求めて持ちぬ
24
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夢士
仮装して畦に立ちたる案山子おり車窓に写る我の姿か
17
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ながさき
名月は 変わらぬ姿 悠久の 時空を超えて 心の友と
21
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ながさき
様々な 苦難があって 当たり前 目指す理想は 絶対捨てぬ
16
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あかる
君と見た晩夏の空に散る花火 今宵は遠く吾子と眺める
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