みつむしのお気に入りの歌一覧
へし切
用もなき爺婆頼るこの国の不甲斐なき世の行く末愁ふ
20
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すばる
友語る昔の恋の艶っぽさ女二人の気のおけぬ旅
14
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すばる
錆びついた心と体ほぐすためピンクのジョギングシューズで走る
15
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秋日好
島を縫い渡る船にて行かまほしきらめく秋の静かの海を
9
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すばる
へこむ度君がココアをくれるから入社時よりも二キロも増えた
22
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詠み人知らず
夕暮れの観覧車から見る空はゆっくり私を淋しくさせる
33
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へし切
淡紅の芙蓉の花のはかなきをかさねて偲ぶ妹が面影
26
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すばる
寂しさが「君も一人?」と聞いてくる 仕方ないから連れて帰ろう
22
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すばる
もう二度と振り返らない戻らない なくした鍵は君が持ってた
12
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芳立
若き日は君にもありき年月に焼けたる紙の前衛の文字
10
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へし切
夕闇をやさしくつつむ仄明かりおわら恋歌胡弓がむせぶ
29
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へし切
天雲のたなびく山河うるはしき折にやさしく折に荒らぶる
15
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恣翁
破れ家に夕月入りて 蜘蛛の網を払ひて垂るる幾筋ぞ照る
18
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村上 喬
四万十の流れは清くよどみなく君のからだのなかに流れる
29
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速魚
君の殻を割ってみたら柔らかな 薄いベージュの胡桃の真実
14
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あまおう
好かれても会話の端の「注一」の 欄外にある「友だちとして」
22
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松本直哉
懐疑とは福神漬のごときものカレーライスのうへの小さき
3
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みやこうまし
夜更かして読み書きをする日常に デイの朝の早起き辛し
24
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紫草
ありふれたものを見ている心地してきみの言いわけ顔を眺める
19
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みなま
蚊よけにとフード被れる我を娘はストレッチマンと指さして笑う
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