cherryのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
長雨に暑さ忘れて過ごせれば何時のまにやら秋風の吹く
19
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詠み人知らず
別々の病院に入る父母に 同じ手鏡 求めて持ちぬ
24
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すばる
手招きし体に触れる瞬間にするりと逃げる猫もあなたも
26
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みなま
このくににおわしますかみヒトのなす驕りいさめて降らす雨かは
13
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詠み人知らず
さよならと言ったあなたの瞳には涙とちがう何かが光る
21
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速魚
連峰に注いだ驟雨 薄墨の天へ煙りながら昇りゆく
15
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ながさき
心ある すべての人は 分かってる なにが正義で なにが悪かを
16
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南美帆
真夜中に死への恐怖で泣き出した高学年の背中をさする
10
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すばる
海岸ではしゃぐあなたを見ていると持て余す程の幸せ襲う
14
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灰色猫
たくさんの 小鳥が集う 木になった あなたの木陰で 詩集をひらく
36
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ながさき
諺に 言わずが花と あるように 配慮の足りぬ 自分を悔いる
17
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みなま
吾ひとり残されるなら今ここで消えてもさほどかわらぬ ダリア
15
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栞
心ない相づち打ち合う集団を痩せた野良猫じっと見ている
13
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栞
八月の空は気ままな激情家 笑って晴れて泣いてどしゃ降る
11
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詠伝
あの月はあなたも見た月それだけでいっそう輝く夜宙の神秘
15
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大埜真巫子.
淡々と 日々を暮らしていくことは 簡単に見えて ひどく困難
13
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半格斎
去りしあと増して膨らむさみしさを いかで忘らむ孫らとの時間
15
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大埜真巫子.
雨あがり 土の匂い 虫の声 秋が傍まで そっと来ている
14
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つゆくさ
血縁があってもわかりあえなくて 繋がりなくて わかりあえたり
10
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みなま
いつの日か婆になるらんほんとうは夫のとなりで眺めていたい
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