澄舟のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
明け方の湯たんぽくらいの温もりで文箱に眠る友の賀状よ
25
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滝川昌之
俺じゃない誰かを選んだ君と観た映画を家で妻と見ている
15
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滝川昌之
年上の女性に連れられむず痒いシートで観ていた「青春の門」
19
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滝川昌之
冒頭の下着のシーン過ぎたれば行間となる長澤まさみ
13
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滝川昌之
「一ホール食べきらない」と寂しげに二人に戻ったイブ持て余す
20
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滝川昌之
散髪の予約を入れて書き込めば打ち止めとなる今年の手帳
23
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滝川昌之
東京で積もりはしない初雪よ舞っているだけ待っているだけ
18
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滝川昌之
年忘れ忘れぬものか逝きし友凍て空で泣く半欠けの月
21
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滝川昌之
手袋を探していたら炬燵からジャーンと取り出す君はお茶目だ!
22
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滝川昌之
美しい詩人の歌は手折らずに狭庭に届く囀りと聞く
28
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詠み人知らず
寂しさを持て余したるこの午後は 陽だまり恋し朋恋し
13
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詠み人知らず
吾とわが歌いましむる古語なれど彼方こなた結ぶ糸電話
5
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角谷守
「美しい日本」に生まれ 川端を歩いていまも「私」を探す
17
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夢士
冬日受け波キラキラと由比ガ浜亥集ひ古稀締めくくる
14
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横井 信
ホームにて 西の残月 背負い立つ 朝日の中を 立ち昇る湯気
13
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横井 信
暖かな 日向を目指し 歩き出す 杖は突かずに よろめきながら
14
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横井 信
長々と 冬の日差しに 影伸びて 冷たさを増す 手すりの光
13
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滝川昌之
空調のパネルの外気温は零度エンジンは嗚咽で始まる
26
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横井 信
いってきます 元気な声で ドア開き 出て行く君と 差し込む光
11
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滝川昌之
給食はアルミの器でカタカタと平等と義務を座席へ運ぶ
19
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