澄舟のお気に入りの歌一覧
灰色猫
爆弾を設置している殺意にも春は等しく光りをそそぐ
17
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まあさ
薄い雲 ゆるゆる近づき 仄白い かすかな月を 飲み込んだ朝
27
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水海はるこ
「コンセントは入っていますか?」取説のそれで解決する日が来るとは
10
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詠み人知らず
1ミリも萌えない きみのセミヌード プロフ画飾る 勇気讃えん
11
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なかしぃ卿
ちらほらと灯りつきたる雑居ビル窓の数だけ疲れ人あり
12
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沙久
思い出がモノクロームになってゆく「元にはもう、ね」と呟きながら
23
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まあさ
空にいる 君も歌えよ 僕たちの 中学最後の 校歌斉唱
2
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秋日好
いつもなら素直な髪がその日だけぴょこんと跳ねた中学卒業
4
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沙久
パレットに思いつくまま色をのせ春の輪郭描きはじめる
33
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滝川昌之
幾たびか寒の戻りをやり過ごし蕾にチカラ籠める桜木
27
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滝川昌之
亡き父母と仔犬と遊んだ遠き日の春の匂いが同じ川辺に
28
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沙久
僕の目は君を見ていない君の目も僕を見ちゃいない真っ赤な矛盾
14
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松本直哉
さくらばないまだつぼみのかたき朝学び舎巣立つ吾子に幸あれ
12
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水海はるこ
このまちの自販機のコーンポタージュはすべて売り切れ おうちに帰る
12
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秋日好
世田谷の砧に住んだ童話家の貴女は今も見てくれてますか
21
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滝川昌之
旅の荷を解いて我が家の風呂狭し風情もないが愛着がある
22
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美津村
鋳造ラインに並びて働く人の腕いづれも等しき角度に動く
9
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九條千鶴
地球だってパジャマを着ると怒られてしぶしぶシャツをはおる湯上がり
7
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沙久
ひとりからはじまり二人、三人と対話を重ねて「共存」探る
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夢士
震災の痛手この身に吾はなき歌詠めぬまま一夜明けぬる
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