東娘のお気に入りの歌一覧
笠原宏美
我が胸に問いかけるごと坂道の色を消したる桜はなびら
7
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浅草大将
絶え間なく揺れて若葉は陽を乱し初夏の風吹きて止まざり
29
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只野ハル
もっと近かったひとつの衛星が撹拌した海で生まれた命
10
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水葉
うつし世の先の事ぞを知りたるを知りたる事ゆえなお避けられぬ
9
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トーヤ
口あけて一日だけは待っている過ぎてしまえばあっという間さ
4
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トーヤ
帰り道今日の感想話しつつ送る一言「今日は満月」
10
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トーヤ
夕食が外れたねじを締めなおす湯船つかればほら元通り
5
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島祝
この花の咲くや散るやも春のうちなどてあらずや人の世こそも
16
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島祝
くろがねもくがねの浪も千々よする昭和も遠くなりにけるかな
15
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有為
ふわふわと界面活性剤匂ふこの世の春にとまどふ私
6
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有為
河岸の向こうは燃える風の中 夢であったと君たちは言う
6
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螢子
初めての海に喜ぶ幼いて潮の香りのなかの幸せ
21
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只野ハル
手術室運ばれ行ける天井の流れる光ドラマのように
8
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只野ハル
今日もさびしい日なのかな明るい陽射しの細い路ひとり歩く
8
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庭鳥
猫さんの鳴き声もなく鼠さんかけっこもなく隣はお留守
9
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まるたまる
あんなにも別れで泣いた葬式でのど仏の骨冷静に見る
12
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まるたまる
星たちとまだかまだと待ち詫びる向こうの山から昇る女王を
12
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まるたまる
世界一嫉妬深くて強欲な鏡の魔女になります今夜
19
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庭鳥
黄金の休みがあけてお土産のついでにさらす左手指輪
12
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千紘
渚にて爪先濡らし近づけば風に揺れてる白い綿シャツ
21
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