速魚のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
紫陽花の雨にうたれし軒ばたで蛙我が世を楽しみており
38
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詠み人知らず
不幸せな女は甘いものが好き苦い涙もシュガーで溶かし
27
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詠み人知らず
唇を離せば 名残惜しむめる 汝が愛しきに 吾より求めつ
15
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矢車菊
別れゆく空の色したワンピース最初で最後の夏服でした
29
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矢車菊
忙しきことに心を奪われてあのころぼくはしあわせだった
20
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詠み人知らず
棄てられた自転車だけの人の数 ほんまウチらは 豊かなんやな
24
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詠み人知らず
集いたる花街の角は賑やかに紫陽花開けば和傘も開く
6
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餅町ひなこ
装わぬ姿で映る写真みるありのままとは何とつまらぬ
4
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恣翁
ハシドイの 白き花房 石築地越えて 群がり咲く季となりぬ
20
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ながさき
名にし負う 名刀へし切 汝の如く うたを詠みたや たましひ込めて
26
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ながさき
大海の 波に漂ふ 栴檀の 浮き木に出逢ふ 一眼の亀
34
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石川順一
コツコツとバックアップし埋まり行く記憶の襞に偶に徒花
20
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滝川昌之
葉洩れ日に癒されスウッと微睡めば君の日傘にいる夢をみる
30
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滝川昌之
梅雨晴れにランチで涼をとる人のカラカラカランと薄まるグラス
23
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へし切
くれなゐに燃えなば燃えねひとさかり末摘花の身にはあれども
29
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へし切
人ならばさても心はあるものを聞くに堪へぬは遁辞なりけり
29
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へし切
梅雨入れば目には紫陽花あやめ草 君と眺めたあの夏空の下
23
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吉野 鮎
ちろちろと燃ゆる炎に迷ひきて舞ひつつ灼かるやさしき青小灰蝶
14
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あゆか
桑の実でくちびる染めし昼休み昭和の鐘が廃校告げる
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cancer
わかれましょう そのひとことを言うために残酷になれないことの残酷さ
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